石原慎太郎著「天才(税込1,512円)幻冬舎」を購入し、一気に読みました。
あれだけ金権政治家と批判していた田中角栄氏の生涯を一人称で書きあげてあります。
田中角栄という天才をアメリカの策謀で失ってしまったことを改めて私たちに知らせるべきと
考えられたのでしょうか。
とにかくお薦めの1冊です。
この後は「影の権力者 内閣官房長官菅義偉 」を読む予定です。
ネットで同時に注文したのですが、「天才」はすぐに来たのに、
「影の権力者 内閣官房長官菅義偉 」はだいぶ先になるそうです。
内容紹介
高等小学校卒という学歴ながら『日本列島改造論』を引っ提げて総理大臣に就任。
比類なき決断力と実行力で大計の日中国交正常化を実現し、関越自動車道や上越新幹線を整備、
生涯に30以上の議員立法を成立させるなど、激動の戦後政治を牽引した田中角栄。
その経歴から総理就任時には「庶民宰相」「今太閤」と国民に持てはやされ、
戦後では最高の内閣支持率を得たが、常識を超える金権体質を糾弾され、総理を辞任。
その後、ロッキード事件で受託収賄罪に問われて有罪判決を受けるも、
100名以上の国会議員が所属する派閥を率い、大平・鈴木・中曽根内閣の誕生に影響力を行使。
長らく「闇将軍」「キングメーカー」として政界に君臨した。
そんな希代の政治家・田中角栄といえば、類まれな権謀術数と人心掌握術に注目が集まるが、
実はスケールが大きいわりに人一倍デリケートな一面があった。
浪花節と映画をこよなく愛する、家族思いの人情家だったという。
強烈な個性をもったリーダーが不在の今、自らも政治家として田中角栄と相まみえた著者が、
毀誉褒貶半ばするその真の姿を「田中角栄」のモノローグで描く意欲作。
数字に強い、駆け引きが上手い、義理人情を欠かさない。
それが高等小学校出の男が伸し上がる武器だった――。
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