「春夏冬 二升五合」と書いて、何と読むかご存知ですか?
私はこの歳まで知らなかったのですが、
「商い 益々繁盛」と読むのだそうです。
春夏冬=秋が無い=あきない
二升=升升=ますます
五合=半升=はんじょう
このようななぞなぞの要素を取り入れたしゃれことばを「判じ物」と言うのだそうです。
先日金沢刑務所を視察した時に昼食を食べに入った「小立庵(しょうりゅうあん)」
に飾ってあった額を見て???
「これって何と読むのですか?」とお店の人に聞きました。
小立庵は、天徳院の門前にある元尼寺を利用したそば店で、蕎麦粉はお店で石臼挽きされ、
水は地下に100年眠っていた天然水(百年水)を使用しています。
庵そば(いおり)1,650円です。こしがあって美味しい蕎麦でした。
天徳院は、前田家三代藩主利常の正室(二代将軍徳川秀忠の次女)珠姫の菩提寺です。
珠姫は、2代将軍徳川秀忠公の次女として生まれ、3歳で加賀へお輿入れされ、14歳で結婚。
その後、多くの子供を産み、前田家、徳川家の融和のために心血を注ぎ、24歳の若さで亡くなりました。
そのためか、小立庵のテーブルには前田家の紋「加賀梅鉢」ではなく、徳川家の「三つ葉葵」
が描かれていました。